Beginner#2 声かけの“タイミング”
更新日:2022年10月4日
前回は[Beginner#1]声掛けのキホンをご紹介しました。
普段の会話で、少し意識していただけているようになっていたら嬉しいです!
今回は「声掛けのタイミング」について、具体的にご紹介していきます。
タイミングで重要なことは
子どもの「見て!」のタイミングをわかっておくことがポイントです。
是非、ご参考ください♪
「いつでも褒めるはNG」タイミングの重要性
よく子育てで
「いっぱい褒めてあげましょう」
といわれます。
有名大学に合格、アスリートとして活躍‥
そんな子を持つ親の話から、小さい頃から「なんでも褒めてあげたほうがいい」なんてことを聞いたことがあるかもしれません。
しかし、この方法は少し間違えており、やり過ぎると“過干渉”になるので注意しましょう。
学校や習い事に通うようになると、お家と外とで子どもたちの様子は異なります。
環境にもよりますが…
基本的に子どもたちは、真面目に授業を受けている姿や一生懸命取り組む姿を、親に見られることを嫌がるのです。
お母さんや、お父さんに見られると、恥ずかしかったり、落ち着かなくなります。
「そうだろうか?」
「一生懸命やっているなら、親に見せたいものでしょ」
…と思うかもしれませんが、大人でもそう思う時がありませんか?
例えば、 仕事中の姿を身内や知り合いに見られると少しやりづらいですよね。
外向きの対応・言動だからこそ、心を許せる関係にある人には見られたくないものです。
「内弁慶」という言葉もあるように、外での交友関係でみせる姿と、家でみせる姿に違いがあるのは当然です。
だからこそ、学校や習い事、その他でのコミュニティーでは、子どもにとって家とは違う外の世界だと理解してあげましょう。

子どもにとっての「内」と「外」を理解してあげながら、親に「見てほしい」というタイミングをしっかり把握しておくことが重要です。
「視る→見る」ベストタイミングを狙う方法
学校や習い事で、親が子どもの様子をみる時が増えてくるかと思います。
我が子の姿をじーっと監視するように視るのではなく、みていないようでいながら見ていることをおすすめします。
例えば、
先生から教えてもらっているとき
基礎練習をしているとき
受け答えしているとき
この時は子どもが先生や友達と取り組んでいるときなので、親は気にしないほうがいいです。
スマホをいじるふりをしたり (スマホに集中して全く見ないはNGですよ!)
他の親と話したりしてもいいかもしれません。
子どもが練習して、挑戦して「できた!」と思ったときこそ、親が褒めるタイミング。
これは家でも外でも同じです。
それでも…
「先生の話をちゃんと聞いているか」
「お友達とうまくやっているか」
と不安に思うかもしれませんが、そこは領域外だと割り切りましょう。
だからこそ、それだけ習い事の先生や学校の先生、周囲の大人は信頼できる存在であったほうがいいですね。
万が一、何かあった時(怪我をさせた・ケンカしたなど)は、親が責任をもって対応する姿勢でいてあげましょう。
子どもが「できた!」「見て!」の瞬間は必ずあり、それは見ないようで見ているとだんだん分かってきます。
お互いのタイミングがわかると、成長してからも親子関係が良好でいられるでしょう。子どもが学校で悩んだとき、不安を抱えている時に、親が相談を受けるタイミングもわかるようになります。

時間はかかりますが、今後の成長に重要ですので、「見ていないようで、見る」を実践してみてください。
よくある「褒めすぎ」と「タイミングミス」
よし、じゃあちゃんと褒めよう!と思い、「すごいね、偉いね」を連発していませんか?
できていないことが多くて心配に思い、何度も声をかけたりしていませんか?
間違った声掛けも、間違ったタイミングも危険です。

褒めすぎない方法
繰り返していくと…
・褒められることが当然
・褒め言葉のBGM化
・社交辞令だと思う
・上から目線に感じる
となってしまい、お互いが疲れるのでやめましょう。
前回もお伝えしたように、
どんなことを自分で決め、どうやってできたかを褒めることが大切。
例:お母さんが疲れていると思って、掃除も片付けもしてくれたんだね。おかげで綺麗になって嬉しいよ。気持ちに気づいて手伝ってくれてありがとう。
過程をちゃんと言葉にして褒めることが重要です。
頭を使いますが、同じ言葉を使って疲弊するよりいいと思いませんか?
タイミングミスしない方法
待つ、ことも肝心です。
そして、親が見ているのは子どもの一面であることを理解しておきましょう。
皆さんがそうだったように、
何度も失敗して、時間がかかってなんとかできるようになるのが普通です。
また、子どもたちはずっと親に甘えていたいのがあたりまえ。
親の前では、ふざけたりできないフリをしている可能性もあるので、「仕方ないなぁ」と思って待ってあげる余裕を持ちましょう。
まとめ
今回は声掛けのタイミングについて詳しく解説してきました。
いつでもなんでも褒めるのは✕
我が子の「見て!」を知って褒める
よくある間違ったタイミング
子どもの成長はあっという間です。
5歳~10歳代といえど、成長スピードは親をはるかに超えます。
「なんでできないの」と思うことがあるかもしれませんが、親に甘えたい気持ちがずっとあることは忘れないでおきましょう。
大人になった皆さんがそうであるように、子どもたちが大きくなったとき親や周囲の大人に感謝するときが必ずあります。普段は恥ずかしくて言ってくれることはないかもしれませんが、態度ででているのです。
代わりにはならないかもしれませんが、スマパルが子どもを育てる全ての親御さんに感謝申し上げます。
お仕事、家事、育児、送迎などなど、 朝も夜も、お休みの日も 子どものために頑張る皆さん 本当にお疲れ様です!
これからも皆さんの子育てや人生がよりよくなりますように、スマパルもよりよい情報をお届けしていきます。
それでは、また♪