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Beginner#9 才能を開花させた次男

更新日:2022年10月7日



前回の記事では、三兄弟のうちの三男の話をご紹介しました。 2つ続けてネガティブな話になってしまいましたが、

今回は、親元を離れた結果大きく成長した次男の話をご紹介します。 「子どもがついに反抗期!」 「今までは可愛かったけど、憎たらしい時が増えた」 「同じように育てているのに兄弟で全然ちがう」


そんな方々に読んでいただきたい内容となっております。 子ども→大人になる段階が1番難しい時期。 まだ、未就学児~小学生のお子さんも『イヤイヤ期』や『手離れ』にも関係するので、ぜひご参考ください。




▼この記事でわかること

  • 反抗期こそ成長のチャンス

  • 親の知らない領域こそ、子どもにとって伸びるきっかけ

  • 親以外の大人、学校以外の子どもの存在の重要性



【激変】“親から離れてみた”次男の話


前回に引き続き、同じ3兄弟のうちの次男の話をご紹介させていただきます。

※実話ですが、JUMP&LEAPご利用者様及び、SENDAIXTRAIN関係者とは一切関係ありません。


①小・中・高と生意気に育った次男


次男の場合も、長男と同様に育てられ、

与えられるばかりの環境に慣れてしまっていました。

また、三男と同じく親からみてくれなかったことも感じていました。


その影響か次男は高校3年までに

  • 親と話さない

  • 高圧的な態度と乱暴な言動

  • 過食症

といった様子が見受けられるように…。

周囲からも、3兄弟のうち1番将来を心配されたのが次男でした。

通常数か月~半年と言われる反抗期も2年以上はつづいていたそうです。

②大学は自分で選択


しかし、高校の先生や友達、そして親の仕事柄よく声をかけてくれる大人たちのおかげで

将来について、自分自身がやりたいことについて考えるように。


ずっと絵を描くことが好きだったことから芸術・デザイン系の大学を目指します。

親には芸術・デザインなら近くの専門学校に通うことを勧められましたが、それに対して次男はかたくなに断ります。


親としては

「目の届かないところで悪さをしないか」

「想定外で将来性があるか不明な分野に戸惑い」

がありました。


しかし、次男としては親元を離れることで

親がかかわらない別な環境で挑戦したかったのです。


何がなんでも行きたい意志はまげなかった次男に対して

親は高校卒業まで、掃除洗濯料理など基本的な家事をすることを条件に、進学を許しました。



③恵まれた環境にはじめて感謝する


一人暮らしの家探しや、準備など一人でした次男。

自分だけではわからないことや、手伝ってほしいことは周囲に自分からお願いします。


大学生活では、新しい環境で実績ある講師や才能ある友人たちと出会い

外見から考え方、言葉使いまで急激に変わります。

規則正しい食生活や運動、他人を思いやる余裕と気遣いももてるようになりました。

勉強や難しい課題にとりくみながら、夜遅くまでバイトもします。


▼その結果、大人になった次男は…

・大学の卒論で地元TVや新聞からとりあげられるほどの高い評価を得る。

・就職先は自分の意志で選択し、多くの企業から内定を受ける。

・現在も独立・起業を目指し働く。



ちなみに次男は、親の葬儀で動画メッセージを作成。

親自身も悩みを抱えながら、高い学費を払うために、必死で働き続けていたことに尊敬し感謝していました。


三兄弟で1番心配されていた次男が

三兄弟で1番立派に成長したのです。



[お話の共通点]JUMP&LEAPの“促進剤”と同じ


なぜ次男は他の兄弟とはちがい、大きく成長したのでしょうか?

注目ポイント

  1. 親も一人の人間であり、人生は別であることを知る。

  2. 畑違いな世界への挑戦。

  3. 交友関係が広がったこと。


〈ポイント1〉親子でも物語は全くちがう


次男は他の大人と関わることで、親も一人の人間であることを知りました。

親子で血はつながっていても、親と子どもの人生は別です。

親は自分の子供が「好き・挑戦したい」と思うことにできることは、資金的援助と責任です。


JUMP&LEAP・パルクールでは、

本気でオリンピックを目指す子たちがいます。


オリンピックだけではなく、

アクション俳優やプロのトレーサーになりたい、

技ができるようになりたい、かっこよくなりたい

それぞれに「やりたい・目指したい」という意志があるのです。


そして8月上旬、石沢コーチと数名の子どもたちが名古屋3泊4日で夏合宿をし、名古屋のスポット探し×パルクールをしてきます。

これも、子どもたちが「名古屋のスポットへいきたい」という意志がきっかけ

いくための旅費や食費は子どもたち自らが貯めたり、親御さんにお願いするなどしました。


夢や希望をかなえるためには、お金がどうしてもかかります。


ご家庭によりいろんな事情があるからこそ、

親が子にさせたいことにお金をかけるのではなく、

子が自らの意志でやりたいことにお金をかけませんか?


もちろんパルクールがやりたことではなければ、続ける必要はないと思います。


「親にいけっていわれたから」

これは子どもの人生でしょうか?

親が子どもの選択(人生)に干渉していませんか?


厳しいことを言ってしまうと、それでは、前々回の話にでた長男と同じパターンとなります。



〈ポイント2〉外の世界へでること


次男は自分で親元を離れ、まったく違う環境へいきました。

進学に限らず、再就職や転職、引っ越しなど

大人であっても今までいた場所から出ていくことは不安が伴います。


旅行にでかけるだけでも人はストレスを感じますが、 未就学児だと、部屋の模様替えをするだけで夜泣きや便秘になるほど強いストレスを受けると心理学の研究で明らかとなっています。


ただ、この環境の変化によるストレスは成長のための「良いストレス」とも言われているのです。


JUMP&LEAP・パルクールでは、

店舗内の障害物のレイアウト変更を定期的に行います。

これは、マンネリ化を防ぐだけではなく慣れさせないため。

外でスポットを見つけ、パルクールをすることも同じです。


様々な状況で、パルクールをするにはどうするのか?

考えて動くことは脳のワーキングメモリ※を鍛え、

新しい環境は適応力や応用力を養います。

そして、はじめての環境に壁はつきもの。たくさん挑戦できるので、飛躍的に成長しますよ!


だからこそ、新しい環境は「いいストレス」なんですね。


ワーキングメモリについて


〈ポイント3〉外の交友関係が親子関係を有効に


先にあげた2つのポイントがクリアしたうえで、第三者の立場も重要となります。


次男の場合、親が仕事が忙しかったことで、幸か不幸か、親以外の大人との接点が多くありました。また大学進学後の出会いも次男が持っていた親に対する考え方を改めることとなります。


JUMP&LEAP・パルクールでいえば、

親と子、そしてコーチや他のトレーサー仲間にあたります。


親は働いてお金や子育て、愛情と責任をもち

子は当然に享受し、活かす

コーチやその他は、厳しさと気づきを与えます。





この関係こそが、相乗効果となって子供の成長を著しく伸ばすきっかけとなります。



まとめ

3週にわたって三兄弟の話をご紹介させていただきました。 今回の記事でこのシリーズは完結となります。


どれにもあてはまらない、という方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、プロセスをみていただければ、注意しなければいけない点がみえてきます。


次回からは夏休み編!

お出かけや家での過ごし方を考えるきっかけとなればと思います。


ぜひ、ご覧ください。


それでは、また♪






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