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パルクールとは

​理想を追求し続けること

パルクールとは?

パルクールとは、「走る・跳ぶ・登る」といった本能的な動きをベースに、自分の身体を自在にコントロールしながら環境を移動する身体技法(ムーブメント)です。フランスで生まれたこの文化は、もともと“困難な状況でも役に立つ人間であること(Be strong to be useful)”を理念とし、精神的にも身体的にも「強さ」や「柔軟さ」を追求する自己探求のトレーニングとして発展してきました。

一見派手に見えるけれど

動画やSNSで目にするパルクールは、アクロバティックなジャンプや高い壁を乗り越える印象が強いかもしれません。しかし、それらの動きは長年のトレーニングによって身につけられたものであり、私たちが大切にしているのは「自分の限界を理解し、安全に挑戦すること」です。

競うのではなく、考えながら動く

パルクールには、伝統的なスポーツのような「勝ち負け」はありません。自分自身の「できること」を増やしていくことがゴールであり、その過程で「どう動くか」「なぜそう動くのか」を考えながら練習します。この思考のプロセスが、子どもたちにとっては「問題解決力」や「主体性」「創造力」を育てる時間になります。

自分で考え、自分で動くチカラを

教室では、コーチと一緒に「自分がどうなりたいか」「どんな動きができるようになりたいか」を考えるところから始めます。そして、目標に向かって段階的にチャレンジしていきます。動きの完成度よりも、「どう考えて動いたか」を大切にしています。

どこでも、誰でも、はじめられる

パルクールは特別な道具を必要とせず、身体ひとつで始められます。私たちの教室では、マットや器具を使い、安全に配慮しながら段階的に楽しめるように設計されています。子どもも大人も、それぞれのペースで成長していけるのがパルクールの魅力です。

パルクールにおける

​心構え:マインド

パルクールにおける心構え(マインドセット)

パルクールは、ただの運動やスポーツではありません。自分の身体を動かすトレーニングを通して、「どう考えるか」「どう生きるか」といった、心の在り方も同時に育てていきます。パルクールの世界では、以下のような心構えが大切にされています。

● Be strong to be useful(強くあれ、役に立つために)

パルクールは「誰かの役に立てる人間になる」という精神から生まれました。単なるパフォーマンスのためではなく、困難に立ち向かえる強さや、優しさ、判断力を育てることを目的としています。

● Never give up(あきらめない)

失敗しても、挑戦をやめない。そのためには、工夫し、試行錯誤を繰り返し、自分の方法を見つけていく粘り強さが求められます。あきらめずに「どうしたらできるか」を考える力こそが、パルクールの本質です。

● Start together, finish together(一緒に始めて、一緒に終わる)

仲間と共に考え、共に練習し、共に喜び合う文化があります。自分だけができればいいのではなく、お互いを支え合うこと、自分の成功も仲間の成長も共に大切にすることがパルクールの姿勢です。

● Respect(尊重と理解)

パルクールでは、動きの上手・下手ではなく「挑戦する姿勢」そのものがリスペクトされます。他者の考え方や動き方の違いを受け入れ、学び合うことで人としての幅が広がっていきます。

● Face to fear(恐怖と向き合う)

怖いと感じる気持ちをごまかさず、しっかりと向き合いながら少しずつ乗り越える。それが本当の成長につながります。パルクールでは、無理をせず、自分のペースで前に進むことが最も大切です。

● Flow as one(心と身体、仲間とつながる)

流れるような動きの中では、心・身体・環境・仲間すべてが「ひとつになる」ような感覚があります。この“つながり”を大切にしながら動くことで、日常でも役立つ「柔軟な思考」と「協調性」が育ちます。

心と体、両方を育てるのがパルクールです

パルクールは、技を覚えるだけの練習ではありません。
「どう動くか」だけでなく、「なぜ動くのか」「どう在るべきか」を考えることが、私たちの教室での大切な学びです。

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